築38年の団地をリノベーションして理想の住まいに

所在地 神奈川県海老名市さつき町  I様邸
マンション名 東急ドエル海老名プラーザ
小田急線・JR相模線「厚木」駅徒歩6分
築年数 38年
専有面積73,23㎡
主要構造 鉄筋コンクリート造
リノベーション工事期間  60日
リノベーション工事費 650万円
購入時物件価格 780万円

購入前までは賃貸のマンションにお住まいだったI様ご夫妻。駅に近い大規模な団地をご購入し、内装をすべて解体し水回りの設備を一新し、内部を思い通りの空間にリノベーションされた物件です。それまで細かく仕切られた壁を撤去し玄関から真っすぐに広がる広いリビングダイニング。そして洗面トイレもホテルのような仕切りのない広い一つのスペースに。玄関からリビングの床は防音マット(L-40)を敷きその上に無垢のフローリング(ヨーロピアンオーク)を貼りました。裸足で感じる無垢の自然な温かみにご満足頂いています。

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洗面化粧室・トイレ・バスルーム

浴室、洗面、トイレが全て3点セットのユニットタイプの為にこの場合のリフォームは水回り全てのリフォームになるケースが多くあります。昭和40年代の東急系のマンションに多く採用されていました。浴室、洗面、トイレの3点セットのユニットは架台が鉄骨のフレームの上にセットで組まれていたもので、工事をするに当たり、配管関係の移設が必要です。今回は特にトイレ部分の配管が便器の後ろからL型にそのまま外部に貫通し縦管に繋がれているために移設ができないため通常の設置ではとても狭いトイレになってしまいます。そこで今回は、トイレ室内に配管スペースを作り便器の横と後ろ部分の壁をふかすことで通常のトイレスペースを確保しました。またお客様のイメージで細かく仕切られた空間ではなく、ホテルのような開放的なトイレ、洗面空間にするために細かく仕切らずに明るい開放的な空間を作りました。壁のアクセントには大理石調のタイルと、気になる匂いを吸収してくれる消臭機能付き壁紙を採用し、床には本物の質感を再現したフロアタイルを貼りました。今回、従来の配管を架橋ポリエチレン管に変更し、床の点検口から繋ぎ部分が点検できるようにしています。

リビング

和室とリビングの間仕切りと床の下地も撤去しコンクリート剥き出しスケルトンの状態に解体しました。解体後の床はコンクリートの床のスラブが中央に向けてたわんでいて高いところと低いところでは35㎜も差がありました。今回はお客様のご要望で無垢のフローリングを採用していましたので、ここでそのコンクリートの床の不陸調整にレベラー(石膏を溶かしたもの)を流込み、床の不陸を無くし、乾燥後に防音マット(L-40)を敷き込み下地の捨て板貼り(コンパネ)の上にヨーロピアンアンティークオーク(ホワイトオーク)巾135㎜厚さ18㎜長さ400㎜~2200㎜の乱尺フローリングを施工しました。表面の仕上げはひまわり油を90%以上含有するエコオイル仕上げで体にも優しい安全な植物性オイル仕上げです。2つの部屋を1つの広いリビングにすることで開放的な空間になりました。

I様ご夫妻の声

思っていた以上の以上の出来栄えに満足しています。特に床のフローリングでは防音フローリングを敷き込む予定でいたのですが、阿部さんのご提案で無垢のフローリングを貼ることができてイメージ通りのリフォームになりました。解体してみて配管関係やコンクリートの床や壁の思っていた以上の仕上がりの下地にも関わらず対応して頂いて工事のスタッフの皆さんご苦労様でした。工事スタッフの大塚さんの丁寧な仕事と近隣の皆様に気を使った通路や階段回りの日々の掃除などはご近所から「いい職人さんだね」と皆さん口を揃えておっしゃってました。

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